コンサルティングから、第三者検証、脆弱性診断をワンストップで実施。専門性の高い眼科医療機器への対応における信頼感。

(写真左より、松澤様、沼口様、宮本様、永井様)

(写真左より、松澤様、沼口様、宮本様、永井様)

【会社名】 株式会社タカギセイコー
【対象市場】 医療
【インタビュイー】 開発部 ソフトウエア開発課
主務 チーフエキスパート ソフトウェア開発推進担当 兼 課長
 永井 数樹 様
開発部 ソフトウエア開発課
 松澤 美季 様
 宮本 十志彦 様
 沼口 峻大 様
【採用サービス】 システムテスト、脆弱性診断
【URL】 https://www.takagi-j.com/jp/

前回のコンサルティングサービス(事例紹介 -ITコンサルティング -株式会社GENZ – [GENZ, Inc.])に次いで、GENZ(ジェンツ)社へ発注頂いた経緯を伺いました。

永井様

今回は実際の製品開発において、第三者検証と脆弱性診断の部分をお願いしました。
発注理由は前回同様、相見積を取得比較の結果、コストと内容の部分が一番マッチしたためです。

GENZ社の良い点は、1つの窓口で第三者検証と脆弱性診断の両方に対応できることです。当社側の窓口業務も一本化できるので、工数削減のメリットもあります。

前回は国際規格に準拠した開発プロセスを構築頂き、今回はそのプロセスに沿って開発しました。実際の運用を経て、改善点が見えてきた部分があります。
今後プロセスの定着化において、テスト計画や第三者検証にかかわる部分では、GENZ社が関わるのではないかと思います。

柔軟で臨機応変な対応で、品質とユーザビリティ向上に貢献。
数値を根拠とした安全性の裏付け。

実際に、第三者検証と脆弱性診断サービスを利用頂いた感想を伺いました。

永井様

今回、仕様書が十分に整ってはいませんでした。当社も開発会社もエンジニア目線でプロジェクトに臨んでいます。
両者に不足している視点や気付かず見過ごしている点をGENZ社が補うかたちで、品質やユーザビリティ向上に寄与していると感じます。

状況に鑑みて、急遽アドホックテストの活用やテスト期間延長に対応頂くなど、柔軟に臨機応変に対応頂けました。
内容についても、満足いく結果が得られました。

また、社内の制度として、QMS(Quality Management System)という品質マネジメントシステムレビューがあります。
設計開始時に、「使いやすいソフトウエアを作る」という目標を掲げました。
その結果に対するレビューの場では、ユーザビリティを得点化して発表しました。目標を上回って達成していることを、数値を根拠に説明することでレビュアーに納得して頂けました。
これもGENZ社のサービスが活かせた点です。

脆弱性診断については、診断方法など手法についても知見を得られました。
社内的にも製品の安全性の裏付けがとれていることを確認できました。

松澤様

GENZ社に実施頂いたユーザーシナリオテストも、ユーザビリティの向上に貢献したと思います。
当社は医療機器を製造しているので、品質レベルの高いものを求められます。
その点が満足できて、かなり良質なソフトウエアができたと実感しています。

また、当社向けに開催頂いた「テスト説明会」も有益でした。
当社としても知見が少ない分野である、テストにおける考え方や手法についての知識を得られました。
今後、ソフトウエアの役割が重要性を増す中において、今回得たノウハウを参考にして、開発段階からユーザビリティの視点を折り込み、品質向上に役立てられるのではないかと期待しています。

開発の進捗や状況を見極めながら、よりプロセスに踏み込んだ視点でリード頂けたら尚よかったと感じます。

今後の課題について伺いました。

永井様

今回は、当社側のプロジェクト準備が遅れました。
仕様に関する完成度を、もっとしっかりと固めてからテストに移ればとかったと思います。当社側の反省点です。

GENZ社の課題については、敢えて挙げるのであれば、進め方でしょうか。
プロジェクト後半に入ってから、当社、開発会社、GENZ社の三者で打合せや擦り合わせを実施しました。
そのタイミングが前倒しできていたら、課題の解決も速かったのではないかと思います。

また、全ての打合せを当社経由で実施頂きましたが、二者で進めて頂くことで、より参加者の負荷を軽減できたのではと思います。

2025年タカギセイコー様インタビュー オープンショーケース前にて

幅広いユーザー目線が実現する洗練されたユーザビリティ。
シンプルで使いやすい、ユニバーサルデザインの原点を支える技術。

プロジェクトを通して、GENZ社の特によかった点、印象に残っているエピソードについて伺いました。

松澤様

今回のテストでは、バグの報告と共有をメインに担当頂きましたが、ソフトウエアテスト会社の視野の広さに驚きました。
幅広いユーザー目線をお持ちだと感じました。ユーザビリティの観点です。

当社の製品は、病院スタッフの方が使用することが多いのですが、文字の大きさに対する指摘や多言語対応機能の翻訳した際のレイアウトまで、細部に至るユーザビリティの部分まで、洗練されていると感じました。

グローバル展開するという視点においても、全体を網羅した検証を実施頂けた印象を持ちました。

2025年タカギセイコー様インタビュー 社屋前での1ショット

取材後記

2024年11月の初回訪問から8か月。
鮮やかなタカギブルーのポロシャツに身を包んだ4名の方が撮影に協力下さいました。
前回訪問が叶わなかった地元の有名店で、濃厚な栗の風味が格別なモンブランを堪能させて頂きました。
サプライズを伴うおもてなしは時候を問わず。温かなタカギイズムに今回も触れることができました。

【タカギセイコー社事例 第1弾_2024年11月掲載】
事例紹介 -ITコンサルティング -株式会社GENZ – [GENZ, Inc.]

取材にご協力いただいた企業様

株式会社タカギセイコー

【会社名】 株式会社タカギセイコー
【対象市場】 医療
【URL】 https://www.takagi-j.com/jp/

GENZでは、品質コンサルティングをはじめ、機能テスト、脆弱性診断、負荷テストなど
ソフトウェアテストを中心に様々なサービスをご提供しています。
お見積もりは無料です。どんなことでもお気軽にご相談ください。

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